
エルヴェ・ル・クランチュ
ダノンウォーターズフランス品質マネージャー
ボルヴィックのペットボトルの開発は、フランスのダノンリサーチ、グローバルパッケージ部門で行っています。ダノングループは、業界で初めてペット素材を飲料のボトルに使った会社であり、環境に配慮したパッケージに関しては、常に先端を走り続けているリーディングカンパニーでもあります。
例えば、同じ1.5リットルのペットボトルの重量は、1990年から95年にかけては6グラム、さらに2002年にかけて4グラムの軽量化に成功しました。たかが4グラムかと思うかもしれませんが、これが世界中で販売されている数量を考えると、積み重ねれば大きな数字になります。そのため、可能な限りの薄さを追求し、素材の使用量をできるだけ減らしているのです。
ただし、パッケージは軽くすれば良いというわけではありません。例えば、日本への輸送は長時間を要するため、ヨーロッパよりさらに厳しい基準をクリアする必要があります。強度を保ちながら、どう軽くしていくか、日本の基準を満たしつつ、環境に配慮したペットボトルを開発するために、日々チャレンジしています。

ボトル洗浄の風景
工場で生産されたボトルは、水で洗浄されます。その水自体も、まさにボルヴィックです。少々もったいない感じもしますが、ミネラル分が少なく、まったく汚染されていないそのままのボルヴィックは、人間の手を加えた水道水よりもむしろ衛生的でボトル洗浄に適しているといえます。
また、洗浄に使った水は、再利用しています。最終的には地域の大都市・リヨンまで流され、下水を薄めて浄水するのに活用されていますが、その前に工場内の清掃や部屋の冷却にも使われるので、けっして無駄ではありません。地下から汲み上げられる水の温度は、年中ほぼ8度前後なので、洗浄に使った水は形成機から出たばかりで熱のあるボトルの冷却に、夏場は、屋根に設置して水を使用する冷却装置に使われ、工場のクーラーとしての役割も果たしています。
今年からは敷地内に最新式の浄化施設を新設し、いっそう効率の良い水の再利用ができるように始動しています。