


この支援により、アフリカ・マリ共和国の子どもたちと、コミュニティ、約31,427人(※)へ清潔で安全な水が10年間にわたり供給されます。サイトでは、随時国内外で継続して実施している活動をご報告していきます。
※ 基本的には、12000人の支援を目指して実施した支援でしたが、さまざまな要因により井戸の設置場所の変更などもあり、受益者の数が30000人を超えました。受益者が増えたのは、より多くの方に清潔で安全な水が届くことを目指した結果です。また、31,427人には、修復した井戸の受益者の数は含んでいません。
本プロジェクトの支援を受けて、国家メジナ虫病撲滅プログラムはマリ国内におけるメジナ虫病撲滅に向けて、大きく前進しています。ポンプ60基の修復により、メジナ虫が流行した52の村で計79,034人の住民が、再び清潔で安全な水にアクセスできるようになりました。また、井戸20基の建設により、計31,427人が新たに清潔で安全な水を使えるようになりました。
井戸が建設された村とポンプが修復された村では、レポート作成時において、メジナ虫病の発生が0件となっています。2008年1月から7月までに、マリ国内ではメジナ虫病198件が確認されており、プロジェクト対象地域が含まれる場所では、モプティ地方で1件、ガオ地方で5件(うち1件がアンソンゴ行政区)、計6件となっています。2007年の同地域での年間発生件数は212件の発生でした。現在報告されている大部分は、マリ北東部のキダル地方(191件)になります。
メジナ虫病根絶プログラム2007の活動計画で推奨され、また本プログラムの支援によって、モプティ地方とガオ地方でメジナ虫病が最も流行している村を対象に、井戸の建設を行いました。
2006年の記録をベースにメジナ虫病の発生件数が多い村から対象となりました。2008年8月9日に20番目の井戸が完成し、すべての井戸の新設作業を終えました。なお、アンソンゴ行政区では、2つの村で計4回の掘削をしましたが、水がほとんどない、または、ポンプを取り付ける基準に満たない水量だったため、井戸をつくることができませんでした。加えて、アンソンゴ行政区で、井戸の建設作業を行っていたところ、マリ北部である同地域の治安情勢が悪化した影響を受けて、掘削チームはガオ行政区に戻らざるをえませんでした。予期せぬ状況になりましたが、関係者との協議を行い、井戸掘削対象を当初選んだ村から変更することになりました。
こうして、より治安が安定しているガオ行政区でメジナ虫病が発生した学校のある12の村が、新たな支援対象となりました。これらの村のほうが、地下に水が持続的にあること、また、再び水が蓄えられる地質であり、結果として、アンソンゴ行政区よりガオ行政区のほうが、十分な水を得られる確率が高くなりました。結論として、新たにインド・マークⅡの手押しポンプ付の深井戸20基が建設され、合計で住民31,427人(※)がその恩恵を受けることになりました。

| モプティ地方 | ガオ地方 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 村 | 受益者 (人口) |
村 | 受益者 (人口) |
コミュニティ | 受益者 (人口) |
| Missekele | 541 | Kelsougane | 245 | Berrah | 818 |
| Djiligjala (Goulumbo) | 4,853 | Tantalac | 356 | Zindiga | 414 |
| Woumere Coura | 728 | Bentia | 3,361 | Batal | 475 |
| Barkinelbi | 620 | Zakoira | 1,670 | Fagouna | 2,325 |
| M'Bessena | 860 | Todiel Bara | 2,982 | Gargouna | 2,325 |
| Taboye | 2,840 | Goutchine | 429 | ||
| Tondibi | 2,390 | Haoussa Foulane | 795 | ||
| Touroume | 2,400 | ||||

故障しているUPMポンプ

「1L for 10L」プログラムによって建設された手押しポンプ付の深井戸を前に、笑顔のユニセフ・スタッフとコミュニティの女性と子どもたち
メジナ虫病が多数発生している村には、ポンプの交換用部品がないために、故障したまま使えない状態の手押しポンプがあります。住民たちは飲み水を得るため、手掘りの浅井戸や池の水を使わざるを得ず、この結果、病気が広まります。モプティ地方で清潔で安全な水の普及を高めることは、すなわち、マリ共和国におけるメジナ虫病根絶の活動に通じます。このために、モプティ地方ではコミュニティによる活動とあわせて、故障中のポンプを修復することになりました。この活動全般は、パートナーであるモプティ地方水道局とともに行いました。
この活動では、故障しているUPMポンプを、マリでも一般的なインド・マークⅡというポンプに取り替えることが中心となります。UPMポンプはすでにすでに製造・流通していないため、交換用の部品がありません。一方で、インド・マークⅡは多く使用されており、このポンプの修理のトレーニングを受けている村の修理工は、設置されているポンプの数に比べると限られますが、全国にいます。このポンプの修理部品は、国内で取り扱っている業者がいるので、農村であっても入手しやすいです。
Volvic 「1L for 10L」プログラムによって、モプティ地方のコロ行政区とドゥアンザ行政区で、これらのUPMポンプ60基を取り外し、新しいポンプに取り替えることと、今後、村の人たちが自分たちで水源の管理をしていけるように力をつけることを支援することになっていました。この狙いを達成するために、修復作業の仕事量の想定と支援対象となる村の選定にあたっては、二重チェックの視察が行われました。その結果、当初は支援対象となっていた村の中にはすでに村が自ら、メジナ虫病根絶に取り組んでいる、また、井戸の修復に取り組んでいたところもあったため、対象から外れることになりました。このような村には、村が持続的に清潔で安全な水を使い続けるためのメンテナンスなどの活動を通じて支援することになります。
地元の人による、村の水源の管理能力を育成、強化するために、12名の修理工を対象にトレーニングを行いました。また、井戸が建設された村とポンプが修復された村には、村レベルでのメンテナンスを行うため、水管理委員会が作られ、トレーニングを受けました。ドュアンザ行政区、コロ行政区では、それぞれ6人の修理工が、トレーニングを受けました。3回目のトレーニングは、雨季の終わりごろに予定されており、井戸がつくられたモプティ地方の5つの村も対象に含まれます。トレーニングを受けた修理工には、修理のために必要な工具が提供され、ポンプが壊れたときにポンプを分解、組み立てをし、修復作業が行えるようになります。

今回の支援規模は当初の目標を上回るもので、日本における本キャンペーンを通じ、ダノングループからユニセフに贈られる寄付金は約4200万円になりました。この寄付金はアフリカ・マリ共和国におけるユニセフの水と衛生のプロジェクトに活用されます。
ダノンウォーターズジャパンでは、来年も引き続き「1L for 10L」プログラムを実施する予定で、マリ共和国における清潔で安全な水の確保および現地の人々の衛生環境や生活水準の向上を支援するだけでなく、日本におけるアフリカの水と衛生に関する問題に対する関心と理解を高めることを目指します。
| 会場 | 財団法人日本ユニセフ協会 ユニセフハウス(東京都港区高輪) |
|---|---|
| 登壇者(敬称略) |
|
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ダノンウォーターズオブジャパン株式会社
代表取締役社長 リチャード・ホール
財団法人日本ユニセフ協会
専務理事 早水 研
ユニセフ・マリ事務所
水と衛生担当官 トゴタ・ソゴバ
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「1L for 10L」プログラム プログラムリーダー
吉沢 直大
(キリン MCダノンウォーターズ株式会社)
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ユニセフ・マリ事務所
水と衛生担当官 トゴタ・ソゴバ
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~「1L for 10L」プログラムを中心に~
慶應義塾大学 商学部 准教授
梅津 光弘 先生
梅津研究会研究生
財団法人日本ユニセフ協会 専務理事
早水 研
「1L for 10L」プログラム プログラムリーダー
吉沢 直大
(キリンMCダノンウォーターズ株式会社)
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| 2010年 | 支援・寄付 結果報告 2010年 | 支援活動視察レポート 2010年 |
|---|---|---|
| 2009年 | 支援・寄付 結果報告 2009年 | 支援活動視察レポート 2009年 |
| 2008年 | 支援・寄付 結果報告 2008年 | 支援活動視察レポート 2008年 |
| 2007年 | 支援・寄付 結果報告 2007年 | 支援活動視察レポート 2007年 |